研修医・長期短期専修医募集

専修医・研修医募集



徳島

■ 研修医ならびに長期短期専修医募集

 徳島大学神経内科では、研修医および長期・短期専修医を募集しています。

研修体制に関しての詳細をご覧いただき、興味を持たれた時点でいつでもご連絡ください。
学生時代、スーパーローテート中、医師になって3年目間近、それ以降、のいずれでも結構です。神経伝導検査を中心とした臨床検査技師への教育も可能です(週数回でも可)。


研修、専修の御希望は、以下までご連絡ください

徳島大学神経内科
Tel:088-633-7207 Fax:088-633-7208
E-mail: hnodera@tokushima-u.ac.jp(野寺裕之)


1) 魅力ある研修病院群
2) 初期・後期研修について
3) 研修終了後の多彩な選択肢
4) 徳島大学神経内科で研修するメリット
5) 専修医研修について


1) 魅力ある研修病院群





2) 初期・後期研修について


(1)徳島大学病院に初期スーパーローテートする研修医は、最初の内科研修中に3ヶ月弱の期間神経内科の患者さんをもつ機会があります。神経内科以外を希望される方には十分なだけの教育を行なっております。

(2)徳島大学での初期研修では2年目に選択研修を行なえるので、その期間中に神経内科を選択できます。 徳島県内などの研修病院に所属し、選択期間に神経内科を選択される方も歓迎です。

(3)2年間のスーパーローテートを終了した後が本当の神経内科医としての研修の始まりです。神経疾患は他科疾患に合併することが非常に多く、様々な科をローテートした経験は必ず役に立ちます。
3年目の初めから神経内科を専門としての研修が始まります。基本的には3年目の一年間を大学病院で過ごし、入院患者・外来患者の診断とケアや、諸検査にと充実した研修を行なっていただきますが、引き続き外部の研修病院で神経内科医としての初期研修をしている者もいます。教えること即ち学ぶことであるため、ローテーターを指導する役割も重要です。
4年目以降は上に挙げた関連研修病院にてさらに経験を積む事となります。赴任先は本人の希望、出身地などを考慮に入れます。

神経内科疾患は多岐にわたるため、救急医療を実践したい方には脳卒中の専門施設での研修が可能です。神経変性疾患や末梢神経疾患はむしろじっくり考えて診断・治療を行う分野で、遺伝子、生理学、生化学など基礎医学の臨床応用といった面が強くなります。それぞれに強みを持つ病院も関連病院には存在するため、赴任先は各自の希望が優先されます。


3) 研修終了後の多彩な選択肢


(1)後期研修を迎え、日本神経学会専門医を習得した辺りが一人前の神経内科医としての一応のターニングポイントとなります。(実際には10年臨床をしても神経内科は奥が深く、決して容易に一人前にはなれませんが)

(2)自分の興味のある研究分野がある人は大学院にて研究生活に入ります。博士論文が世界のトップジャーナルに掲載されることも何ら珍しくありません。その後には留学先として、米国・イギリスなど有名研究機関でのさらなる飛躍が期待できます。

(3)臨床医としての人生を送りたい方に対しては部長・医長などのポストに付いて頂き活躍の機会があります。徳島県内をはじめとして四国には常勤の神経内科医のいる病院は数少なく、人不足のため派遣要請をお断りさせてもらっている現状ですので、就職先には全く困りません。本州大都市の病院からも常勤医派遣の依頼は多く頂いております。就職に関しましてもやはり他よりの評価というのは受け入れ側にとり重要な採用決定事項であり、日本神経学会の理事である梶龍兒教授には紹介依頼が多く来ています。


4) 徳島大学神経内科で研修するメリット


● 世界的に有名な分野をもつ、特徴ある臨床・研究実績

 徳島大学の神経内科といえばまず「ジストニア」「ボツリヌス療法」「電気生理」という梶龍兒教授の専門分野がすぐに浮かんでくることが多いはずです。診療の機会を求めて県外からも多くの患者様が受診されますし、世界的な研究者が頻繁にお越しになることでさらに実力をつけるチャンスがあります。また他の分野を担当するスタッフも研鑽に励んでいます。

● 四国・徳島で数少ない神経内科診療科

 都市部とは違い、患者様には当院以外に受診できる神経内科病院が限られているため、難病からありふれた疾患までバラエティに富んだ疾患を診る機会があります。救急も積極的に関わっており、t-PA投与した越急性期脳梗塞患者数は大学病院の中ではかなり上位に位置します。

● 治せる神経内科

 他科の医師から「神経内科は治らないからつまらない」と揶揄されますが、当科では「治る神経内科」を標榜し、病気の解明のみに留まらない臨床活動に励んでいます。ボツリヌス毒素療法、深部脳刺激療法などです。

● 将来の就職機会

 先述のとおり、四国や徳島には神経内科医が圧倒的に不足しています。大きな病院でも神経内科を持っていないところが目立ちます。それらの施設では医長・部長としてリーダーシップを発揮できるチャンスが多くあります。多くの求人依頼に応えられない状況です。関西・関東からの求人も多数あります。
また、大学に残って研究を続けたい方にとっても、歴史の浅い我々ですので上が詰まってポジションが無い、ということからは程遠い状況です。梶龍兒教授の豊富な人脈を生かして海外留学のチャンスもあります。

● 神経内科自体の魅力

 脳・神経分野が最も謎の深い分野であることに異存は少ないでしょう。
神経分野は基礎研究の発展を多いに享受し、難病の治療に行かせる時代になってきました。この5年・10年でさらに治療の進歩が見込めます。例えばアルツハイマー病の病態解明は著しく、病気の撲滅も決して夢物語では無い時代が目の前に来ています。
つまり、若い先生方にとっては一番いい時期に医師としての経験を積むことが出来るということです。 また、神経内科では専門分化することが可能です。将来は急性期脳梗塞のような救急専門に従事することも出来ますし、電気診断や神経変性疾患の病態解明のようにじっくり腰を据えて考える事のできるライフスタイルもあります。

● 当科での研修のデメリットをあえて言えば

(1) 徳島にあること。ここには六本木ヒルズはありません。しかしお遍路さんは大学病院の前をてくてく歩いていますし、有名讃岐うどん店も車で回れる距離にあります(うどんにうるさいスタッフも数人います)。踊り好きには阿波踊りは見逃せません。神戸・大阪に遊びにいくことも結構近くにありますので容易です。

(2) 大学病院であること。お役所的体質のために仕事がしにくい、という批判が大学病院の研修に対しては良くあります。しかし、当院は完全電子カルテ化を成し遂げ、画像も完全フィルムレス化となり却って便利という意見もあります。急性期脳卒中に対しては24時間体制で緊急MRIが可能ですが、夜間はCTのみ可といった病院が大多数と思います。病院幹部も環境整備には力を入れており、病院内にローソン、タリーズコーヒーなどが並び、院内は次々に改装を進めています。昔のかび臭い病院のイメージはどんどん変わっています。

(3)スタッフがまだ多くないこと。これは事実ですし、急激には増えません。旧帝大のような総合デパートと真っ向から対抗するのではなく、特徴ある専門店として存在感を示していければと思っています。若い先生がたも多く研修しており、もうしばらくすれば充実した布陣となるでしょう。小規模であるから責任のある地位で仕事を任されることが多く、充実感を持つことが出来ます。若いスタッフが多いのでにぎやかにやっています。しかしながら、臨床面では全ての神経内科疾患をカバーしています。

(4)英語が多いこと。5年生の臨床実習の学生さんにも論文紹介を英語で行ってもらっています。他の科ではあまり無いようで、英語の重要性を認識してもらっています。外国の先生に接する機会も多く、最初は大変かもしれませんが、論文を読むのも早くなりますし、必ず自分の財産となります。


5) 専修医研修について


神経内科医としての初期研修を修了しさらなる研鑽を希望されている方に対して、
(1)神経電気生理検査、
(2)不随意運動疾患・ボツリヌス毒素治療・深部脳刺激、の専門トレーニングを行っています。

数日の見学、数ヶ月の短期実習、大学院生としての専門研修、非常勤での週数日の参加、いずれにも対応可能です。徳島は関西からも意外と近く、高速バスで日帰り圏内です。


(1) 神経電気生理検査


末梢神経生理(筋電図・神経伝導検査):多巣性運動ニューロパチーや脱髄性ニューロパチーの世界的権威である梶龍兒教授(日本臨床神経生理学会理事・前世界臨床神経生理学会理事)と野寺裕之講師(アメリカ神経内科専門医・アメリカ筋電図専門医・Clinical Neurophysiologyのeditorial board)が中心に教育を行います。

毎週20件程度の筋電図・神経伝導検査を行っており、神経難病から整形外科や脳神経外科からの手根管症候群・頚椎症性神経根症の術前検査依頼まで多くの疾患をカバーします。
週一度筋電図・異常運動カンファにて興味ある症例のディスカッションを行うこと、またジュニアスタッフへの筋電図ティーチングも定期的に行っています。外国人の先生へも数人お教えする機会を持ちました。

ところで、神経伝導検査は検査技師が行い、医師は針筋電図のみを行う施設も多いと思います。そういう施設では印刷された伝導検査の波形を医師が後でまとめて解釈することになりますが、我々の考える電気診断プロセスはそうではありません。

初めに自分たち自身で診察を行うことで診断仮説を立て(依頼医のそれとは同じことも異なることもある)、それを証明するために必要な検査のメニューを立て、リアルタイムで得られる検査データにより仮説を常に更新しながら適切な診断にいたるまで検査を続け、さらに患者様の負担にならないよう最低限の検査に留める「考える筋電図」を行うためには数ヶ月から1年程度のトレーニングが必要です。そのためには検査の知識のみではなく神経疾患全体への最新の知識を得るために論文や教科書を読むことも重要です。

徳島大学サマーセミナーでは筋電図の世界的権威である木村淳先生(アイオワ大学教授・京都大学名誉教授)にも毎年おいでいただき、ハンズオン講義を行っていただいております。



(2) 不随意運動疾患・ボツリヌス毒素治療・深部脳刺激


  教科書「不随意運動の診断と治療―動画で学べる神経疾患」(編集:梶龍兒/診断と治療社)は梶龍兒教授はじめ、徳島大学の多くのスタッフが執筆に関わっています。

お蔭様で多数の方に購入いただいております。付属のDVDにある症例は当院ならびに関連病院での患者様が殆どであり、豊富な症例に恵まれています。ジストニアなど一般の神経内科ではごく稀にしか診る機会がない、と言われる方もおられますが、当院では圧倒的な数の患者様を診る機会があり、臨床の実力を付けられます。それ以外にもあらゆる異常運動症の患者様が当院を訪れます。
その目的の一つはボツリヌス治療を受けられることで、梶龍兒教授は日本にボツリヌス毒素療法を持ち込んだ草分けです。当院での治療数は日本で1,2番目で、それに対抗する施設は我々スタッフが非常勤で診療に当たっているところです。

 ボツリヌス毒素療法の適応拡大にも積極的に進めており、当院でしか行っていない特殊な異常運動症へのボツリヌス毒素療法もあります。もう一つの治療法は深部脳刺激療法(DBS)です。徳島大学特任教授の後藤惠先生が手術を正確に行い、我々のスタッフが電気刺激の調整を行うことにより、疾患の原因となる部位の刺激をピンポイントで行うことが可能です。
DBSの適応としてはパーキンソン病、ジストニア、遅延性ジスキネジア、震戦、難治性神経痛などがあり、さらに拡大しています。遺伝性ジストニアであるDYT1ではDBSによりまさに奇跡が起きました。一人で歩くのがやっとだった患者様が手術後スポーツまで出来るように回復するのです。
DBS手術中に脳深部の電気信号を解析することで異常運動症のメカニズムを探る研究も行っています。


研修、専修の御希望は、以下までご連絡ください


徳島大学神経内科
Tel:088-633-7207 Fax:088-633-7208
E-mail: hnodera@tokushima-u.ac.jp(野寺裕之)