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よく似た名前の科について



■ 神経内科と脳神経外科


 循環器内科と心臓外科があるように、それぞれの臓器には内科担当と外科担当があります。脳神経外科は脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、脳動脈瘤など手術が必要となる病気を主に担当します。
しかしながら脳神経の病気は手術による治療が適応とならない場合もあり、その多くが神経内科の守備範囲となります。


■ 神経内科、心療内科、精神科の違いについて


  一番混乱しやすいのが、神経内科と心療内科、精神科との関係です。

神経内科は、基本的に脳に炎症が起こったり、変性したりすることで本来脳が行なっている感覚・運動などの制御が出来なくなっている疾患を守備範囲とします。精神症状があることもあれば、全く無い場合も多く有ります。

心療内科は、ストレスなどにより傷ついた心の叫びとして、麻痺、しびれなどの症状がでるため、X線などで異常がでることは通常ありません。しかし、神経内科と心療内科は境界がはっきりしないことも多く、互いに患者様を紹介することも多く有ります。

精神科は、心の病により、うつ、幻覚、異常思考などに陥るものですが、神経内科疾患により精神症状をきたしたり、逆に精神病と思われた患者様が代謝酵素異常などの神経内科疾患であったりすることもあります。
アルツハイマー病などの認知症は神経内科と精神科の両方が取り扱います。
別の見方で言えば、脳を機械に例えれば、ハードウェアの故障(コードの破損、電池切れなど)は神経内科が主に扱い、ソフトウェアの故障(誤作動、コンピュータのクラッシュなど)は精神科・心療内科が扱うといえば分かりやすいでしょうか?


現実として混乱しやすいのが、開業医さんなどで標榜を「精神科・神経科・心療内科・神経内科」と羅列されている場合ですが、精神科医が主体となっている場合が殆どで、ここで述べさせていただいている神経内科医ではないことがあることにご注意ください。